2010年06月29日

わたしの子たち


白いレースの下にうずくまっているわたしの子たち
何も考えないで
心の声に聞き耳をたてて

心地良いリズムが
あなたの中で
メロディを奏でる時を待っている
いつも
夢見ることを忘れないでと

捨てられた希望が
あなたより先に
扉の向こうで待ってる
だから
心配なんかしないでと

とめどなく溢れる涙は
苦悶の水を流すもの
わたしはそれを
宝物のように受け取る
あなたからの大切な贈り物として

あなたはそれを少し手放して
宇宙に大きな成長をもたらした

もちろんそれとは気付かずに
あなたはいつもそうしている

たくさんの仲間たちと共に
大きな家族に守られながら
わたしの未来を推し進めてくれる
そう
それとは気付かずに

レースの下でうずくまっている
わたしの子たち

あなたはいつも愛されている
たとえ一人
孤独に打ち震えているときも
群衆に揉まれて潰されそうなときも

あなたの命は
いつでも
わたしと共に生きている
posted by ネロリ at 17:34| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ネロリの Cafe Poem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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