人間とは
どうしてこんなにも
切ない生き物なのだろう
愛されたくて
愛されたくて
愛しているのに
牙を向いてしまう
独りよがりな
自分が見えずに
悲しくて
認められたくて
信頼の塚を壊していく
人間とは
どうしてこんなにも
強情な生き物なのだろう
引いてみればわかる
取るに足りないことなのに
やり込めることに必死になって
相手を倒すまで
自分を抑えられない
人間とは
どうしてこんなにも
悲しい生き物なのだろう
捨てたつもりのカードでも
失ってみて始めて気づく
空っぽになった心の冷さと
失ったものの重さ
守り続けてきたものは
愛でも
絆でもなく
心の奥に育ててきたエゴの塊
人間とは
どうしてこんなにも
儚い生き物なのだろう
背中合わせの喜びと悲しみは
大切なものを前にして
表現する愛の形
そしてそれは
生きていることの証
そして誰しも
死に際になって
初めて気づく
子として親として
社会人として人間として
男として女として
どう生きたかよりも
大切なこと
人間とはいったい
何者なのかということ
Hiroko Senou
iPhoneから送信
posted by ネロリ at 21:15| 静岡 ☔|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
ネロリの Cafe Poem
|

|