2009年10月30日

白い冬


オレンジ色の路を

青い海に向かって歩いていた

銀色に輝く波のきらめきに

思わず足を止めて

波にゆれる


ここは別世界

色とりどりの時の流れのなかで

わたしはいったい

どんな色をしているのだろう


そこは夢色の世界

永遠をさえ願いながら

光りの中で踊る


やがて訪れる夜のとばり

ふたたび静寂と冷徹が支配する


ああ

はかないひとしずくの時よ

私を闇の縁に落とさないでおくれ


光りよ

教えて欲しい

いったいいつまで

春を待ち続けるのか


わたしの心は

いつまでも

いつまでも

置き去りにされた

白い冬


光りは応えた

あなたは春を待っているのか

そうではないはず


春はもうすでに来たのに

あなたは気付かなかった

春はあなたの前を素通りし

私の所に帰ってきた


あなたはしばしの夢を選んだ

あなたの見た夢は

冬のすべてのエネルギー

あなたはそれを使い果たし

冬に置き去りにされたという


それでも

全てを使い果たした冬は

今なお

あなたのためにそこにいる

あなたの心を白く灯している



そこは

心を描く夢色の世界

光りと闇を分ける世界


白い冬のとばりの中で

わたしは

優しさと安堵のぬくもりを

かみしめていた
ぴかぴか(新しい)
posted by ネロリ at 02:34| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ネロリの Cafe Poem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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