2005年05月07日

フランキンのPoem 4/17

フランキン(実はネロリの夫なのでした)のPoem



夜と風


風の音がする・・強い風の音
家から一歩外に出れば
きっと近くの山々の樹々たちが大きく揺さぶられ
枝や葉がこすれ合う音が暗闇の中で無数に増幅されて
ざわめいているのだろう・・

今夜のように目覚めたままの時
強い風の音がするといつも胸騒ぎを覚えていたけど
やけにしっくりとはまる時もあるんだね。

この夜が過ぎてしまうまでに
どれだけの葉が枝から引き離され
どれだけの枝が力尽きてはじき飛ばされるのだろう・・
誰も知らない・・気付かない・・でもね
まだ目を閉じていないボクには
ちゃんと聴こえているよ

真っ暗な夜・・容赦のない風・・沈黙と覚醒
見えなくてもそこにあり、そこからなくなっていくものたち・・
奇妙なアンバランスが、冷めさていく心の落としどころに
ボクを導いていく・・不思議な夜



 ン〜。。。なかなか深いPoemを書きますね〜。。。いいんじゃないでしょうか。
 いつもなら夜の静寂のなかで知らぬ間に流れていく時・・・力強い風の音に、激しく揺さぶられる命ある木々たち。その存在が時を経てなくなるかもしれないことに心が奪われてしまう。。。不思議な気持ち。。。
 そんな感じでしょうか。。。とてもすてきなPoemですよね。
 フランキンのPoemでした。ありがとうございました。
posted by ネロリ at 02:59| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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