
「道が生まれる」
あなたの歩くこの道は
誰かが歩いて出来た道
先を進みあなたを導く
安らぐあなたのこの道
あなたが歩く目の前は
後から子が導かれる道
立ちはだかる草を薙ぎ
子が安らぐあなたの道
道は生れる今この時も
人は歩いて道をなぞる
前に踏み締めた分だけ
今が生れあなたが生れ
どこの誰かが生れ行く
あなたの歩くこの道は
誰かが歩いて出来た道
先を進みあなたを導く
安らぐあなたのこの道
あなたが歩く目の前は
後から子が導かれる道
立ちはだかる草を薙ぎ
子が安らぐあなたの道
道は生れる今この時も
人は歩いて道をなぞる
前に踏み締めた分だけ
今が生れあなたが生れ
どこの誰かが生れ行く
雲井薫生さんのPoemでした。このPoemを読んだ時、最初、すでに先人達によって作られたレールを次の世代もまた通る・・・という繰り返される人生のことを描いているのかしら・・・と思ったんですが、じっくり考えてみると、どうやら違っているようです。タイトルは逆に「道は生まれる」となっているんですね。親から子へ、子から孫へと受け継がれる人生の道というより、その道を歩いた後の道、その軌跡が、新たに意味を持つ、新しく生まれた道となって、次の世代が歩く土台としての道になるっていいたかったのではないかしらと、思いました。とっても深いPoemですね。雲井薫生さん、ありがとうございました。
さて来週はどなたのStoryでしょうか。ただ今、春をテーマに募集しております。Poem、ショートストーリー、エピソードなど、あなたのStoryを送ってください。お待ちしています。
ネロリ