「オレンジ」と聞いて、香りを思い浮かべられないという人はほとんどいないと思いますが、エッセンシャルオイルの「オレンジ」は、まさに、あのオレンジそのものの香り。
この香りが嫌いな人ってめったにいないのではないかと思いますね。この「オレンジ」特徴から精油の働きがとてもよくわかります。皆さん、オレンジ色って何を連想します?形とか色とか・・・なんか太陽を思わせると思いませんか?まるで太陽をいっぱい浴びたような温かさを与えてくれるのがこの「オレンジ」なんです。とても明るい無邪気な気持ちにさせてくれる香りですよね。それでいて、眠気も誘うなど、リラックス効果も期待できる香りでもあるんですよ。
オレンジのどこからこの精油がとれると、みなさんは思いますか?オレンジの河の色のついた部分。あそこから採られるんです。皮をむいたときって、内側の白い部分、ちょっとぬるっとしますよね。あのヌルヌル、じつはあれが精油なんですね。
そして、このオイル、香りを嗅ぐと、ビタミンCを吸収する働きを高めてくれます。オレンジの皮の部分って、たくさんビタミンCが含まれていますけど、なんか特徴が共通していますよね。
「オレンジ」の種類には「オレンジ・スイート」と「オレンジ・ビター」があって、スイートの方が甘くて明るい香りです。ビターの木からは、3種類の精油が採れるんですけど、1つは果実の部分を圧搾して採るオレンジ・ビター、2つ目は小さな白い花から採る、ネロリ、わたしの名前の由来です。そして、3つ目は小枝や葉の部分から採るプチグレンという精油。同じ木でも採る部位によって、香りが違ってくるんですね。さらに、「オレンジ」は、食欲のない人にお勧めです。食欲のある人は尚、食欲が出てきますので、ダイエットしたい方はやめといた方がいいかも。かいだ途端、お腹がキュキュキューっと、鳴っちゃうんですよね。そんな方はグレープフルーツの精油がいいですよ。でも消化の弱い方には、どちらもお勧めです。
今週のエッセンシャルオイルのお話は「オレンジ」でした。