エッセンシャルオイルその3 カモミール・ジャーマン
「カモミール・ジャーマン」と聞くと皆さんは何を思い浮かべますか?
ハーブティの好きな方がよくご存じのカモミールティ。
キク科の白い花びらで黄色の花心。
カモミールは、ジャーマンの他にローマンというのもありますが、作用はよく似ているとはいえ、含まれている成分はかなりの違いがあります。 カモミールジャーマンは、アレルギーや、炎症、潰瘍などの身体的なトラブルの緩和に役立ちますが、もし精神的なものに起因しているトラブルであればカモミールローマンの方が役立つと思います。
カモミールジャーマンの特徴として、オイルの色が青いインクのような色なんですよ。白い花なのに何で?と思われるかもしれませんが、これは水蒸気蒸留法という方法で精油を作る時に、成分が熱に反応して変化したもので、これがアレルギーや痒みを緩和してくれるんですね。
色といい香りといい、結構きついのでなかなか使用する機会もないけど、でもアトピーで困っている人なんかで助けられている人多いんですよね。ただ、逆にキク科の花にアレルギーもっている人には向かないですので気をつけてくださいね。
それと、妊娠している人で初期の人、安定するまでの数ヶ月はこのオイル禁忌ですので絶対に使用しないでくださいね。女性ホルモンに似た作用があり、流産を引き起こしてしまう危険があるんですね。初期は絶対に、避けてください。
そのかわり、更年期症状には、いいですよ。
今週の「アロマのお話」は「エッセンシャルオイルその3 カモミール・ジャーマン」でした。