2005年10月23日

かずおさんのPoem

かずおさんのPoem
本
「僕の生きる路」

二人の出会いは 僕と君の苦い想い出を抱えていたことを話すことから始まり
同じ気持ちを半分半分で分け合ってもやもやしていたものがスッと消えた
あんなにくよくよしていたなんてと恥ずかしくなった

最近君が僕にくれた言葉
偶然の出会いぢゃなくて必然の出会いだって神様が巡り合わせてくれたんだよって
言葉の力ってすごいなぁって思ったよ
どんなに落ち込んでいてもポンポンッて肩を叩いてくれて 生きる勇気を与えてくれる

どこかで本当に気持ちを分かり合うことに諦めを感じていた時があった
そんな時の一歩進んで見ようって
10のうちの1でも可能性があったら最後の最後まで足掻いてみようって
今は思えるから

辛いことや苦しいことが目に付きやすいかもしれないけど
その後にはきっと楽しいこと嬉しいことがあるって
そのために一生懸命生きようって
僕のために君のために僕たちのまわりの人たちのために
僕の幸せは君の幸せであるために
君の幸せは僕の幸せであるために
そして僕らの幸せはきっとまわりの人たちに届いているはず



人ってなんて素敵なんだろう。
人の出会いってなんてすばらしいんだろう。
そんな風に思える時って、
いつも誰かの心に触れて、心が満たされる時。
あったかくて、力強くて、優しくて・・・。
かずおさんのPoemから、そんなことを思い出して私も元気がでてきました。
素敵なPoemをありがとうございました。猫ネロリ


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2005年10月02日

柏瀬さんのPoem

柏瀬さんのPoem
本

「蝶のように」

芋虫時代に散々嫌われ、蝶として優雅に
舞う姿を自分と照らし合わせています。


蝶のように生きよう。

右も左も関係なく。

息つく暇も気付かずに。

でも

優雅に美しく舞い、

生きる事だけに焦って。

自分だけを信じて。。
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2005年09月25日

美奈さんのPoem

本美奈さんのPoem


一 歩


一歩踏み出せば その世界は姿を変えた
だからといって 後戻りはできないんだ
その一歩に 責任を持って

一歩踏み出して 初めて見える本当の姿
それを嘘というの?
君がつくった 嘘 幻
君が見たかったのは 真か偽か

一歩なんてものは ほんの短い距離なんだ
ただ、その勇気が 世界を見る勇気になった
ほら 見えているものは さほど変わっていないよ

ねぇ
一歩なんてものは ほんの短い距離なんだ
ただ、その一歩で 掴めるものもきっとある
それはわかって

その一歩に 責任を持って



自分自身への問いかけでしょうか。
一歩踏み出して見えてきた、真実。
知らない方が良かったって思えることもあるけど
真実を知ったときをスタートに
進んでいく勇気が持てるような気がします。
美奈さん☆
素敵なPoemをありがとうございました。 ネロリ
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2005年09月18日

saoriさんのPoem

saoriさんのPoem
本

ヒト


森は言った
木が倒されるから人間はいらない

鳥は言った
水が汚れるから人間はいらない

太陽は言った
光りが閉ざされるから人間はいらない

犬は言った
猫は言った
ウサギやイタチも言った
どうせ捨てられるから人間なんていらない

人間は言った
戦争をするから人間なんて必要ない


この地球で
唯一全てを破壊できる人間


全てを愛せるのは
人間だけなのに



 この時期になると、9.11の事件が思い起こされます。
 ヒトにしかできない「言葉」や、思いや行い・・・沢山あるけど、そんな温かいものに触れて元気がでたり、感動することって沢山ありますよね。
 でも、一方で、自然を壊し、隣人を苦しめているのもヒトなんですよね。
 ヒトとしてどうありたいか。。。考えさせられるPoemでした。
 saoriさん、ありがとうございました。〜ネロリ〜
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2005年09月11日

広河たずねさんのPoem

本広河たずねさんのPoem


君に見せたい

自分だけの朝日だった

自分だけの朝露たち

いたずらに飛び交うトンボも

ザワザワと泳ぐカエルも

自分だけの朝だった


影が縮んでいくのも気付かない

光が強まっていくのも感じずに

夏の日に全てを奪われて

自分だけの朝を君に見せたくなった




 広河たずねさんのPoemでした。

 素敵なPoemをありがとうございまいした。
 いったい、どんな朝を過ごしたんだろう。
 「君に見せたくなった」「自分だけの朝」・・・
 時の中に秘められた、大切な思いが感じられて素敵です。
posted by ネロリ at 23:45| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月06日

kanaさんのPoem

kanaさんのPoem
本

「明日へのひと言」

一人きりになると
なぜこんなにも
ひとの言葉が
心に沁みるのだろう。

それは、
TVの中のあの人の言葉だったり
名も知らぬ歌の一節だったり
親友の何気ないひと言だったりする。

薄明かりの中で
そんなひと言ひと言を思い出して
泣いたり
あったかい気持ちになったりする。

そうやって
あたしはまた強く生まれ変わる。




kanaさんのPoemでした。
久しぶりに読ませていただきました。
北海道の雄大な地を思い描いてしまうほど、温かいPoemでした。
人と人とのふれあいって、言葉を通しても得られるんですよね。
心って不思議だなって思うのは
文字にしてしまえば、簡単な言葉。でも、その中には人の人生や、経験のたくさんの重みが詰まっているんだなよな〜って改めて感じました。
 素敵なPoemをありがとうございまいした。
posted by ネロリ at 00:29| 静岡 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月21日

宵月香霖さんのPoem

宵月香霖さんのPoem
本
++Distance++


近すぎると疲れちゃって
離れすぎると寂しくって

良い距離って上手くとれない

自分じゃ分からないから
君に縋ってしまうんだけど
君も距離取るの下手だから

二人して冷や汗かいてる

太陽と月みたいに
くるくる回って
でもちょうど良い関係って
あとどれくらいで出来るかな
posted by ネロリ at 11:00| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月24日

ほわんさんのPoem「このスピードで」

ほわんさんのPoem
本

「このスピードで」

靴ひもしっかりしめなおして
つま先で地面を叩いたら
さぁ、走り出していこう!
風を追い越す勢いで

走り出す前の不安や恐怖(こわさ) そんなものは心配無用!
一旦走り出しちゃえば そんなのどっか飛んでくから…
そうさ だって、ほら!
僕にだって走れた…!

このスピードで… このスピードで…
ただひたすら 前を向いて
あの輝きの向こう側に向かって走っていくんだ
悲しいこととか自分を縛るしがらみとか
振り落とす勢いでさぁ

このスピードで… このスピードで…
もう誰も僕を止められない
このスピードで…
僕は駆け抜けて行くよ
さぁ…君も…
行こう!!


『このスピードで』。これは詩の中にもありますように、『風を追い越す勢い』を楽しんでいただけたらなぁと思います。
つくる経緯としては、ただ僕が思いっきり走ってみたいと思ったという(苦笑)
見渡す限り緑、緑、緑!の広大な草原を、飛行機のポーズで(サッカー詳しい方ならわかるかな)走っていくような、そんなイメージ。
ちなみにここからは蛇足なんですが、誰だったかこんな感じのタイトルの歌を出してた気がします…べつに盗作したわけではないんですが、どうしよう…内容かぶってたらどうしよう…(汗)


猫ほわんさんの爽やかなPoemでした。「僕にだって走れた」この言葉がとても優しく励ましてくれます。素敵なPoemをありがとうございました。
posted by ネロリ at 10:35| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月17日

ちょろっけんさんのPoem「エンドレス」

ちょろっけんさんのPoem
本
「エンドレス」
憎しみの連鎖は断ち切れず
繰り返される戦闘

無差別に行われる殺戮(さつりく)に
血の海に浮かぶのは閉ざされた未来

焼き尽くされた大地に残ったモノは
やり場を失った怒りと哀しみ

そこから立ち上がった者達に生まれるのは
復習ではないと願います


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
最近、戦争をテ−マにした作品が頭に浮かんで
きます。テレビや映画を観る事が多いので、そ
の影響なんでしょうか?でも、考えさせられる
事が多かったので、今回はあえて投稿させても
らいました。決して目を逸らさないで欲しいか
ら・・・。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


猫とても考えさせられるPoemでした。戦争に至るには確かにいろんな問題があってのことです。でも、戦争が問題を解決してくれることなどあるのだろうか。。。問題に終止符を打つどころか、復讐に復讐を重ね、むしろ問題は複雑になるばかり。犠牲の大きさを考えると、何の解決にもならないような気がします。ちょろっけんさん、2週続けてありがとうございました。ネロリ
posted by ネロリ at 22:19| 静岡 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月10日

ちょろっけんさんのPoem

ちょろっけんさんのPoem
本

「過ち」

人は何故に繰り返すのだろうか

周りが脅威なモノを造ると
それを超えるモノを造ろうとする

自分を脅かすモノは
徹底的に排除しようとする

やられたからやり返す
その繰り返し

防衛という名の立前

一体何の為に戦ってるのかすら
解らなくなる程の矛盾

思想・人種・・・ありとあらゆる
そう 意味のない境界線

何故に解り合う事が出来ない
いや
何故に解り合おうとしないのか

その課程にどれだけの血が流れ
どれほどの涙が零れ
限りない犠牲が払われているのか

誰よりも強く
誰よりも高く
誰よりも先へ

それを求めるには方向が違いすぎるだろ

人間は
その自ら育てた闇に呑み込まれて
滅ぶ一途を辿る一方ではないか

歴史が物語ってる
争い事の果てに何があるのかを
本当は解ってるはずなんだ

目を逸らしちゃいけない
想いを逃がしちゃいけない

一秒刻みで色褪せ
醜く歪んで壊れゆく世界

この真実に
そろそろ幕を降ろしてもいい頃だろ

諦めなければ
決して不可能な事じゃないはずだよ



猫戦争・・・。どんなに崇高な目的があるようにみえても、愛する人の命を奪い、憎しみを増幅させ、心を破壊してしまう戦争。そこから生まれてくるものは何?答えは何を意味するのでしょうか。とても考えさせられるPoemです。ちょろっけんさん、ありがとうございました。ネロリ
posted by ネロリ at 10:21| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月26日

あやのさんのPoem

あやのさんのPoem(コメントもあります)
本

未来に

もし愛するひとが出来たら
「キミのために生まれてきたんだ」
って

もし愛するひととの子供が出来たなら
「ママのもとへ生まれてきてくれて
ありがとう」って

手紙でも詩でもなく
自分の声で伝えて ぎゅっと抱きしめたい


−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ネロリさんお久しぶりです。
今回は詩を書いてみました☆
この詩は最近看護で「命」を学ぶようになっていろいろ考えて書きました☆


猫あやのさんの素敵なPoemでした。ありがとうございました。
とっても夢のある可愛いPoemですね。愛する人のために「手紙でも詩でもなく自分の声で伝えてぎゅっと抱きしめたい」っていう最後の一文、とっても素敵ですね。いとおしさがあふれています。ネロリ
posted by ネロリ at 20:20| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月22日

木村ユウさんのPoem

木村ユウさんのPoem
本

「影」

体に椿の匂いが残る。
僕は暗い坂道を上っていく。

人生はこれだけ?

僕はヘッドライトに照らされている。
ヘッドライトはすぐさま通り過ぎていく。
でもすぐにヘッドライトは、やってくる。
君は言う。
これだけ?

僕は言う。
僕らが歌を歌っていたのは、遠くだよ。
明日のことは何も知らず、
僕に言えることは何もなく、
ただいつもの朝がきて君に会いたい。


 木村ユウさんのPoemでした。
どんな状況で作られたPoemなのか、よくわからないんですが、
ただ、少ない言葉のなかにとても深い意味があるように思えます。
タイトルは「影」、場面は、椿の匂い、暗い上り坂、ヘッドライトなど、おそらくいつもと変わらない日常の背景、そんな中で、いつも出会う彼と彼女
 そんな場面を思い浮かべてみました。
 人生はこれだけ?
 彼女の問いかけには時間に流れがあるのに、彼の答えには静止した時を感じます。
 「僕らが歌を歌っていたのは、遠くだよ。」
 実際に歌っていたのか、象徴的な言葉なのかわかりませんが、二人に共通していた素敵な時間が、今はまるで影のように現実味を帯びなくなったのかもしれません。それでも、最後にたった一言、「ただいつもの朝が来て君に会いたい」。そこにたった一つの現実、大切な意味を感じます。
 木村ユウさんの素敵なPoemでした。ありがとうございました。猫ネロリ
posted by ネロリ at 02:08| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月13日

uno(ジャズデュオ)のピアニスト里美さんのPoem

里美さんのPoem
本


「心の想い」

* さらさらと風がすり抜ける今も
海音が優しくささやいている。

ゆらゆらと月が照らしてる今も
さみしげな光が切なくさせる。

feeeling inside my heart.
nothing will change my mind.

時間が過ぎても

feeeling inside my heart.
nothing will change my mind.

心の片隅で、、、


* ひらひらと花が咲いている今も
穏やかな香りが思い出させる。

キラキラと海が揺れている今も
聞こえない心を包んでくれる。

feeeling inside my heart.
nothing will change my mind.

時間が過ぎても

feeeling inside my heart.
nothing will change my mind.

心の片隅で、、、



 unoの里美さんのPoemでした。
 番組の中でもPoemのBGMにお願いしていたことがありましたジャズデユオのuno。。。
 ご夫婦でギターとピアノで活躍していらっしゃいますけども、奥さんの方、ピアニストの大平里美さんからお寄せいただきました。
 このPoemはすでに歌詞として演奏もされておりまして、ギターリストの大平重成さん、ご主人の方ですが、歌ってくださっています。
 先日、東京は渋谷でのライブできかせていただきました♪とっても素敵な歌でした。もうCDになるのが待ち遠しくてたまりません☆
 いつか皆さんも聞かれる日がくるのではないかと思います。
 里美さん、とってもロマンチックですてきなPoemありがとうございました〜♪ぴかぴか(新しい)ネロリ

posted by ネロリ at 01:06| 静岡 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月29日

さゆかさんのPoem

自分を取り囲むもの


自分しか見えていなかった
周りの動きなんか
全然おかまいなしだった

自分がおいていかれると思っていた

でも そうじゃなかった・・・

自分が一人 走っていた

自分が周りをおいて走り続けてた

周りの声なんか聞こうとしなかった・・・

それでも みんなは助けてくれた

自分の心が砕けたとき
手を差し伸べてくれた
闇の海から引き摺り出してくれた
守ってくれた・・・

周りの動きが見えたとき
生きることが前より楽しくなった気がした
物事が前とは違った角度から見えるようになった

自分を取り囲むものが

こんなにも大切だって初めて気がついた・・・



さゆかさんのPoemでした。
とっても元気づけられるPoemですね。辛いとき、苦しいときって、自分のことでいっぱいで周りが見えなくなってしまうけど、でも、本当は1人で頑張っていたのではなくていろんな人の助けが合ったことに気付くことってありますね。ひとりじゃないってことは、勇気や感謝のきもちを強くしますね。。。
 素敵なPoemをありがとうございました。猫ネロリ
手(パー)
posted by ネロリ at 22:19| 静岡 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月23日

神楽みおうさんのPoem


神楽みおうさんのPoem
本


「桜の時に想うこと」

同じ桜なら
満開のそれより七部咲きの方が

同じ桜なら
お日様の下より月の綺麗な夜の方が

同じ桜なら
そう 同じ桜なら

一人で見るより貴方と一緒の方が
ずっとずっといいに決まっている


桜の花が散る様は
まるで後から後から花びらがこぼれてくるようで
それは私の貴方への想いにも似て
胸の奥をしきりに疼かせる
私に向かってはらはらと舞い降りてくる花弁の
そのひとひらをそっと手にとってくちづけた


『早く貴方に逢いたい
この桜が散らないうちに
この夢が途切れないうちに』

余りの愛しさに心が締めつけられるよう

桜はまだあでやかに咲いている
私の中で



 神楽みおうさんのPoemでした。
 桜の花びらのような可憐な恋揺れるハート・・・素敵ですね。
 桜の花が散るたびに胸がキュンハートたち(複数ハート)とうずいてしまう恋心・・・とっても可愛くて素敵なPoemでした。

 神楽みおうさん、ありがとうござました。猫ネロリ

posted by ネロリ at 00:33| 静岡 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月16日

雲井薫生さんのPoem

雲井薫生さんのPoem
本

「道が生まれる」


あなたの歩くこの道は
誰かが歩いて出来た道

先を進みあなたを導く
安らぐあなたのこの道

あなたが歩く目の前は
後から子が導かれる道

立ちはだかる草を薙ぎ
子が安らぐあなたの道

道は生れる今この時も
人は歩いて道をなぞる

前に踏み締めた分だけ
今が生れあなたが生れ
どこの誰かが生れ行く



 雲井薫生さんのPoemでした。このPoemを読んだ時、最初、すでに先人達によって作られたレールを次の世代もまた通る・・・という繰り返される人生のことを描いているのかしら・・・と思ったんですが、じっくり考えてみると、どうやら違っているようです。タイトルは逆に「道は生まれる」となっているんですね。親から子へ、子から孫へと受け継がれる人生の道というより、その道を歩いた後の道、その軌跡が、新たに意味を持つ、新しく生まれた道となって、次の世代が歩く土台としての道になるっていいたかったのではないかしらと、思いました。とっても深いPoemですね。雲井薫生さん、ありがとうございました。

 さて来週はどなたのStoryでしょうか。ただ今、春をテーマに募集しております。Poem、ショートストーリー、エピソードなど、あなたのStoryを送ってください。お待ちしています。
ネロリ
posted by ネロリ at 21:58| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月08日

AKKさんのPoem

『心戀慕(しんれんぼ)』

洸に色つく花びらを
淡き想いに実らせて


想いは未だ枯れたえん
かの者への想い 今宵戀い慕う


幾年の月日の流れにて
心映ろう風唄に 想い馳せ行けば


いとし いとしと 想う心
どうか伝わりますようにと 願い戀慕う



AKKさんのPoemでした。「恋」と言う字が、昔の難しい字でかいてくださっていまして、下の方に「心」上には普通、「亦」(また)という字なんですが、昔の字はこの上の方が、糸と糸の間に「言う」、ゴンという字ですね。が、並んでいる字なんですが、AKKさんは、「恋」という字が生き物のように感じたからだということでしたね。想いの強さ、愛しさを伝えたいという熱烈な想いを、この文字に託しているのかな〜って思いました。光りを受け華やかに咲き誇った花びらに恋心を投影しているのでしょうか。枯れることのない熱い思いが伝わってきますね。素敵なPoemをありがとうございました。

 さて来週はどなたのStoryでしょうか。ただ今、春をテーマに募集しております。Poem、ショートストーリー、エピソードなど、あなたのStoryを送ってください。お待ちしています。ネロリ

posted by ネロリ at 21:53| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月07日

suZakuさんのPoem 5/1

5/1 Sea Side Story
suZakuさんのPoem


『青空』


この空は 何のためにあるか

知っていますか?


離れ離れになった 恋人たちを

いつもつないでおくものだと

知っていましたか?


同じ空の下にいる限り

また会えると信じていい


そう思いませんか?


空を見上げて

愛しい人を想えば

きっと 想いはとどくはず





 suZakuのPoemでした。ありがとうございました。青空が何のためにあるか・・・考えた事ってなかったですね。何のため・・・離れ離れになった恋人たちをつないでおくもの・・・なるほど〜、遠く離れていても、もしも同時に空を見上げたら、同じ時間に同じ空を見ていることになるんですよね。とて素敵ですね。。。同じ空を見つめて、お互いに恋人を想う気持ちが・・・まるで空で出会っているかのような、なんだかとってもロマンチックですね。とってもデリケートで、優しい気持ちになりますね。。。
 suzakuさんとても素敵なPoemをありがとうございました。ネロリ
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フランキンのPoem 4/17

フランキン(実はネロリの夫なのでした)のPoem



夜と風


風の音がする・・強い風の音
家から一歩外に出れば
きっと近くの山々の樹々たちが大きく揺さぶられ
枝や葉がこすれ合う音が暗闇の中で無数に増幅されて
ざわめいているのだろう・・

今夜のように目覚めたままの時
強い風の音がするといつも胸騒ぎを覚えていたけど
やけにしっくりとはまる時もあるんだね。

この夜が過ぎてしまうまでに
どれだけの葉が枝から引き離され
どれだけの枝が力尽きてはじき飛ばされるのだろう・・
誰も知らない・・気付かない・・でもね
まだ目を閉じていないボクには
ちゃんと聴こえているよ

真っ暗な夜・・容赦のない風・・沈黙と覚醒
見えなくてもそこにあり、そこからなくなっていくものたち・・
奇妙なアンバランスが、冷めさていく心の落としどころに
ボクを導いていく・・不思議な夜



 ン〜。。。なかなか深いPoemを書きますね〜。。。いいんじゃないでしょうか。
 いつもなら夜の静寂のなかで知らぬ間に流れていく時・・・力強い風の音に、激しく揺さぶられる命ある木々たち。その存在が時を経てなくなるかもしれないことに心が奪われてしまう。。。不思議な気持ち。。。
 そんな感じでしょうか。。。とてもすてきなPoemですよね。
 フランキンのPoemでした。ありがとうございました。
posted by ネロリ at 02:59| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

suZakuさんのPoem 4/10


suZakuさんのPoem



「作り笑い」


作り笑いでもいい

笑ってみることだ

笑顔を作れれば

君はまだやれるはずだ


笑顔を作れれば

心もしだいに晴れるはずだ

作り笑いでもいい

笑ってみることだ





suZakuさん、ありがとうございました。

作り笑いでもいい・・・笑ってみることだ。。。
ン〜。いいですね〜
心が作れない形でも、形が作れる心もあるんですよね。

すてきなPoemをありがとうございました。ネロリ
posted by ネロリ at 02:58| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

真琴さんのPoem 4/10

真琴さんのPoem



「頑張れ」って

簡単なようで難しい言葉

僕の言う「頑張れ」は、

「もっと頑張れ」っていう意味じゃないよ


君のことを応援してるよ、

って意味なんだよ



真琴さん、ありがとうございました。
とっても優しいPoemですね。
「頑張れ」って言葉・・・ホントに難しいですね。
人を築き上げることも
落ち込ませることも出来ることば。
でも、気持ちが伝わることが一番大切。。。
素敵なPoemをありがとうございます。ネロリ

posted by ネロリ at 02:56| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

白月有愛さんのPoem 4/10

白月有愛さんのPoem



トドカナイ想イ


哀しい現実を見るのは辛いから

私はいつも

扉に鍵をかけて夢の世界に入る

そして 優しい貴方に浸っていた


貴方に優しくされるのならば

他のモノは何もいりません


大切なんです 貴方のことが

とても とても大切なんです


他の者は何も望みません

だから…

だから……

少しの間だけでも

私に優しさをください




白月有愛(ハクヅキアリア)さん、ありがとうございました。

とても可愛くて素敵なPoemですね。
一途でけなげな気持ちが伝わってきます。。。
夢の世界で幸せに浸るという表現で
現実の悲しみがいっそう浮き彫りになっているんですね。ネロリ

posted by ネロリ at 02:54| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネロリのPoem 4/3

ネロリのPoem


「容赦なく」

ずっと一緒にいようね
そう言いながら
別れて行く人はどれくらいいるのだろう

涙の数だけ幸せがあるのなら
悲しみも希望に変えられるのに
そんな期待をもつことさえ
ときには罪なのかもしれない

大切な人を失いたくない
それなのに
容赦なく
愛に飢えたこの世代のもろさは
大切な人を奪っていく

降りやまない雨のように
あふれ出る涙は
いつか
枯れていくのを待つしかないというのか
posted by ネロリ at 02:53| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Sea Side Story(reading poem) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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